竹刀の軌跡特集(2)
2.大きい面
[分析ポイント]
・柄頭の軌跡
・剣先の軌跡、加速分布
・手の内のいあそび
・1拍子の打ち
まずはこの動画からご覧下さい

[分析]
①柄頭は小さい面と違ってトップまでは、「ほぼ直線的」に上がっている
振りおろしは「トップから一気に左拳を引き下げて」剣先にスピードを乗せています
②剣先はトップでも止まることなく円弧を描いて”1拍子”で方向を変えています
この動きは「差拳(柄頭)」を回転軸として振り上げ振りおろしをおこなっており、
トップから方向を変える時にも「剣先が止まっていない」
剣先は来た道を通って反転するのではなくトップ付近では「腕・竹刀が
一つのムチのようになって剣先は小さな円弧を描いて方向転換している」
→竹刀トップの静止画でも、トップで竹刀が若干しなっている事が分かります
これこそが「1拍子」の振りではないかと考えます
③打突時間は0.70秒、小さい面の約2倍
④小さい面同様に、手の内の あ・そ・びも存分に使われていいます
特に引き下げる時は映像でも見て取れます


